5分割カヤック [道具(Materials)]

遠征する時の一番の課題は「カヤックはどうする?」だ。リジット艇なら、自動車で運んだり、現地で借りたり購入する。フォールディング艇なら、自分で担いだり、宅配で送る。そして、ワンウェイならゴール地点からカヤックをどうにか運搬しなくてはならない。 やはり、折りたたんで人力で運搬できる方が、全体計画を立てやすいのだ。しかし、一般的にフォールディング艇の艇底はキャンバスやゴムであり、擦れて穴が開きやすい。アルミ製の骨組みも、曲がったり折れたり、リジット艇に比べると弱い傾向がある。yone的にはフェザークラフトであっても、購入に踏み切れないのだ。もちろん、フェザーは値段の影響も大きい。しかし、カヤック・ジャンボリー2014で公開されたこの艇なら、選択肢になりそうな気がした。

ウォーターフィールド社の水野先生(博士とも呼ばれる)が持ち込んだのは、5分割のFRP製カヤックだ。5つに分かれたカヤックは2つの大型バッグに納まってしまう。
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平均的な体格なら担げるサイズだ。レインドッグの野川さん曰く「これなら駅の改札を通れますね。」
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取り出すとこうなっている。分割されたパートの3個がこの2個のパートに収まるので、2つのバッグに収納できるのだ。
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水野先生が説明しながら組み立ててくれた。接続部分は通常の分割艇と同様、ナットを締めるだけで組み立てられる。以前作った八幡さん用の5分割艇は隔壁が無く、マトリョーシカの様にスタッキングしたそうだ。
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野川さん、柴田さんを含め、誰もが興味深々だ。あっという間に組み立て完了。2つのバッグに収まる以外、普通の分割艇と変わらない。隔壁が4箇所なので、荷物のパッキングは少し工夫が必要ですが、フェザークラフトより楽そうだ。
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このカヤックはプロトタイプ。ジャンボリーに間に合うよう急いで作り、漕ぐのは今日が初めてらしい。浮かべても普通のFRP艇と同じです。ベースはシメスタですが、分割したパートを他のパートに収める為、全長を少し短くしたそうだ。ジャンボリー2日目に柴田さんが試乗した後、普通のカヤックと変わらないと言ってました。
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電車や飛行機の手荷物で運べる5分割リジット艇。市販バージョンがリリースされるのは時間の問題です。値段は40~50万円程度らしい。遠征計画時の選択肢が増えました。yone的には最も可能性高いです。

日本のカヤックライフを牽引する「WATER FIELD KAYAKS」はこちら。
http://waterfieldkayaks.sakura.ne.jp/
※2014年6月現在、5分割艇の情報は掲載されていません。


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