ラダーの限界 [技術(Technique)]

 ラダーは優れた道具です。風が吹いている時、長距離を速く漕ぐ時はパドリングの力を100%前進に投入できます。しかし、向かい風が強くなるとラダーが機能しなくなることがあります。 
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ラダーはその原理上、水に対してカヤックが動いてないと機能しません。向かい風の成分が多いときはカヤックの速度が落ち、最悪ほとんど進まなくなります。そうなると、ラダーは方向コントロールの働きをしなくなり、結局スイープで方向コントロールをするようになります。
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さらに、横風成分があるとラダーを回転軸にしてバウが風下を向き始めます。ウェザーコッキング(風見鶏現象)の逆バージョンですね。ヨネの感覚では平均風速11mを越えるた横風でこの傾向が現れます。この状況では力強いスイープやドローができないと少々やっかいなことになります。
 注)これらはあくまでヨネ個人の感想です。

数年前、伊勢志摩の巨匠が教えてくれました。「その日の終わり、上陸する前10分でいいから、スイープとサイド・ドローを練習するといいよ。結局はそれがパドリングの基本だから。」 今でも、上陸する前には必ず練習しています。


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