カヤック・ジャンボリー Day 2 [遠征(Expedition)]

カヤック・ジャンボリー2日目の朝。6時にはほぼ全員が起きて焚き火の周りに集まってきた。新谷さんは5時頃に起きて火を起こし、朝ごはんの準備をしてたそうだ。大人数の食事の準備は大変だ。コーヒーの量も並じゃない。このような布フィルターを使い、ヤカン一杯作ります。
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朝食はカレー雑炊と貝汁。とても食べきれない量のホタテ貝とムール貝が鍋に残ってた。ロッキーカップ2杯を食べて苦しい。昼頃までゲップが出てました。
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胃の中が海産物で一杯のまま、出艇準備にとりかかる。くるじい。。。
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昔からの知り合い、黒ちゃんは旦那さんとフェザーK2で参加。数年前に、これでアリューシャン遠征を成功させてます。K2を一言で言うなら「頼りになるヤツ」だそうだ。
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しゅっぱ~つ。昨日出艇した浜に戻ります。ちょっと霧が濃く、ウネリがあるが、、、いげいげ~!(宮城弁です)
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ハッチの色が昨日と違っているのに、お気づきでしょうか?今日はウォターフィールド社製の「シメスタ」を試乗させてもらってるのだ。良く水面に張り付く、多方面のバランスが取れた優れた艇です。僭越ながら、良く出来てると思う。カップファーベルは好きな艇ですが、命が掛かったシチュエーションでは、シメスタに乗っていることを願います。
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霧が陸地を覆い隠し、良い雰囲気です。知床半島で濃い霧に覆われたことを思い出す。
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ちなみに、前を行くのは赤いパフィンに乗る新谷さんと、5分割シメスタを試乗する柴田さんです。お二人から受けた影響は計り知れない。yoneがカヤックを始めた頃に、多くの事を教わりました。西伊豆の村田さんと並び、カヤックに関する考え方の”原器”になってます。
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今日の三陸の雰囲気はyone好みだ。雲が低く垂れ込め、陸地を隠し、ウネリが入ってくる。
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岩肌に濃い緑が張り付き、豊かな自然の強い生命力を感じる。岸壁からの反射波で海面がざわめき、新谷さんは「おほぉ。アリューシャンだぁあ。」とつぶやいてました。
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ジャンボリーは普通の商業ツアーと少し違います。各パドラーが想い想いに漕ぐので、適度に散らばって進みます。WF社の水野さんや知床の新谷さんは、この雰囲気を気に入ってました。
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小1時間で山田湾に戻って来た。入り口には鳥居があります。竜神様だろうか?一瞬だけど、祈りを捧げました。
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湾内はウネリが無く、完全な凪です。ここで少し休憩。トイレ上陸する者や、おやつを食べる者など、自由なのだ。yoneはシメスタの静水操作性チェック。要するに、ちょこちょこやって様子を見ただけ。ついでに、海上トイレチェック。もちろん、いつもの小用ワイン紙パックを使いました。
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後は昨日出艇した浜に帰るだけ。少しお遊びも始まり、伊勢のガイド本橋さんは15艇以上のカヤックをトーイング。7、8艇までは普通に牽引してましたが、さすがにこれは辛い。
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はい、とうちゃ~く。
これが、1日試乗したシメスタ。初心者から上級者までお勧めできる優等生です。しっかりと海面を捉え、前後ピッチングが少ない。漕いだ分だけ曲がり、突然走ることもありません。水野さんって凄い人だなあと実感。日本の工業製品らしく、真摯な出来上がりです。
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プラスチックボードカヤックは今日も無事に到着。予想外にイケます。いや、パドラーが良いのでしょう。
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まだ時間は昼の少し前。全員、昼食は近くの「かき小屋」で戴きます。地元のご好意で特別メニュー「山田湾の牡蠣10個+ホタテ貝1個:ぐるっとまとめて1000円」を戴きました。テーブルの真ん中に山のように積み上げられた牡蠣を、目の前で蒸し上げてくれる。
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11月~5月のシーズン中、1000円で40分食べ放題を提供。東京から来た、ある女性は90個食べたそうだ。
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90個といっても、1つ1つが半端なくデカイ。産卵前の牡蠣は膨れ上がって、旨味満タン。
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加熱した後でもこの大きさです。我々は10個食べただけでお腹一杯。90個なんて信じられません。昨日から、牡蠣、ムール貝、ホタテ、ホキ貝、、、、貝ばっかり腹一杯食べてる。だんだん、ムネやけしてきた。
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食事の後、午後はカヤックインポーターの方(もちろん参加者です)が用意してくれた艇を試乗。スクープアウトが代理店になってる、NDKのカヤック達です。細身のPilgrim、、、
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海外のシーカヤックDVDでお馴染みのRomany。全部で4艇試乗した結果、yoneの個人的好みではRomany Classicが気に入りました。
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ジャンボリー参加者達の車。九州や伊勢、愛知、東京、北海道など日本中から集まったのだ。どの車も多数のカヤックを積んでる。ショップの方はハイエースが多いですね。カヤック以外にも、人や荷物が沢山積めるのだ。
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ほぼ参加者が帰った後、野川さん以下、コアメンバーで記念撮影。ホントお世話になりました。
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今夜、我々東京班は地元の知人宅に泊めていただき、明日帰る予定。お宅にお邪魔する前に風呂で潮を流します。地元の人に案内して頂いた、温泉宿で湯を借りました。雰囲気ある渋い風呂だったにゃあ。学生の頃、オートバイツーリングで地方を回ったことを思い出します。
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知人宅まで海岸沿いの国道を走る。すると、突然白い雲に突入。三陸名物の濃霧です。漕いでる時に遭遇すると、あっという間に方位を見失うそうだ。ハンドコンパス必携ですね。
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そして夜は近所の寿司屋にとつにゅ~!ここでも、刺身盛や握り寿司を腹いっぱい食べた。もうこれで半年は海産物ナシでやっていけそうだ。
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知人の素敵なお宅は、震災の後で立て直したものでした。海の近くにあった、旧宅は津波で流されてしまった。今は少し高台に引っ越されてます。お世話になるので、東京班からお土産を受け取っていただきました。八○田姐さんが作った、ステンドクラスのランプです。姐さんありがちょね。
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たまたまですが、ウオーターフィールド社の水野さんとご一緒させて頂き、カヤックの話を沢山していただきました。皆が水野さんのコトを「博士」と呼ぶ理由が分かった気がします。yone的にはメチャ感動しました。いつか必ず九州の工房を訪ねてみたいものです。


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