積丹キャンプツアー Day 1 [遠征(Expedition)]
北海道、小樽市内のホテルを出て積丹半島の先端に向かって走る。北海道ちっくな直線道路を法定速度で走ってると、地元ナンバーの車がバンバン追い越して行く。10数年前に北海道でスピード違反で捕まって以来少しナーバスになのだ。罰金払うのはもうヤメだ。
今日から3日間、積丹半島周辺でキャンプツーリングです。お世話になるのは地元アウトフィッターの「積丹カヤックス」。入り口の看板には鹿の角が、、、。そう言えば松原さんの犬ゾリ屋「アウトライダー」にも鹿の頭蓋骨が飾ってありました。北海道のガイドさんは、角が好きなのだろうか??
こちらがガイドの西村さんです。よろしくお願いしま~す。
事務所内で受け付けしたら、着替えと荷物チェック。キャンプ道具は数日前に送っておきました。自分で運ばないのでダイエットせず、ちょっと荷物多目です。
車にカヤックと荷物を積んだら、出艇ポイントに移動。今回は半島東側の美国から出ます。綺麗なトイレと駐車場のある海水浴場は地元の人で大混雑。なんとか場所を見つけて駐を停めた。
浜にはドームテントが隙間無く並び、まるでオートキャンプ場のよう。これが北海道の海水浴場の普通の状態だって。夜はこのままテントに泊ります。なんとかすき間を見つけてカヤックを浜に並べた。お盆休み期間のデイツーリングでは、毎日この混雑をかわして出艇上陸。結構気を使うそうだ。
漂ってくるバーベキューの匂いにウットリしながらパッキング。yone妻、Kymが使うカヤックはノーライトのラサ。yoneはDaggerのAtlanticです。結構容量が大きいけどyone達の荷物はバウハッチに入り切らず、防水バック1個をリアハッチに入れてもらった。
しゅっぱーつ。天気いいにゃあ。今回のキャンプツーリングのゲストは我々2名だけ。プライベートツアーですね。
とりあえずマッカ岬方面に向かいます。カヤッカー好みの高い岸壁が続く。
お昼は、ちょっと素敵な浜に上陸。
周囲を崖に囲まれた、ハマハコベが群生する気持ちの良い浜だ。小砂利浜なのでキャンプにも最適ですね。
西村さんがコーヒーを入れてくれます。のんびり、ゆったりです。
ランチはタコス。その場でひき肉を炒め、アボガドをこねて具を作る。
皮は西村さんの自家製。モチモチしてちょっとイイ感じ。んめんめなのだ。
お腹一杯になるとこのままテント張りたくなっちゃいますが、もちょっと漕がねば。マッカ岬の少し手前が今日のキャンプ予定地です。
午後になって、ますます天気がいい。水も透き通っている。数日前に低気圧が通過したなんて信じられない。
気持ちよさそうな浜が見えてきました。今日のキャンプ予定地です。。。ですが、先客が居た。ドームテントが4、5張り。道路からアプローチするのはちょと面倒なので、渡し船で来たグループかもしれません。うーん。
ちょっと残念ですが仕方ない。少し先の第2候補地に移動します。いや~、それにしても水が綺麗だ。ずっと下を見ながら漕いでも飽きません。
ちょいゴロ太の浜に上陸。目の前の海が綺麗なので泳ごうかと迷いましたが、もう夕方なのでお預けです。
テントを張っていると、西村さんが動物の骨を発見。大きさからするとアザラシの背骨のようだ。
この浜には、昔の桟橋の柱の痕跡がある。かつてニシン漁が盛んだった頃、番屋があったそうです。
煮炊きの火をおこす為に流木を集めます。豊富ではないけど、必要量はなんとか揃いました。
奥行きは狭いけど幅広い浜だ。もちろん我々で独り占めです。
西村さんが、夕飯の支度をしながら前菜を出してくれました。タコの頭のブツ切りとタマネギ、マスタードのマリネ。タコの頭は足よりも柔らかくて、んめんめ~。
ちゃんと我々の任務もあります。2匹の蟹の身をほぐすのだが、結構時間かかって大変なのだ。ほぐしてるうちに指がふやけてくる。やっと終わって蟹の味が染み込んだ指をしゃぶると、んめんめ~。指しゃぶりをおかずに、ご飯食べられます。
ほぐした蟹の身はパスタソースに投入。
おお~、んめんめ~。
暑くもなく寒くもなく、気持ち良く日が暮れていく。蒸し暑い東京に比べたら別世界だ。腹いっぱいなったら、ワインを飲みながら暗くなるのを待つだけだ。
暗くなると沖にイカ釣り船の光がともった。お盆休みは漁も休みだけど、昨日まで海が荒れていて漁に出られなかったので、何隻か出たようです。ものすごく明るいその光は、我々の影を背後の崖に投影してました。
10時には寝袋にもぐり込み、翌朝まで起きることなく(時々、外の様子が気になってうつらうつらしたけど、、、)ヌクヌクと眠った。明日も良い天気ならいいな。
北海道、積丹半島でカヤックするなら、、、「積丹カヤックス」
http://www.shakotankayaks.com/
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