積丹キャンプツアー Day 2

積丹ツアー2日目の朝。波の音が大きくて、夜半からウツラウツラしてた。朝日が昇る頃にテントから這い出してみると、少し厚い雲が空を覆っている。昨日と異なり波が大きいにゃあ～。 

まあ、細かい事は置いといてメシメシ～。小さな火を熾して朝食の準備です。キャンプツーリングは、こうゆう何でも無いことが全て楽しい。

パプリカサラダとトースト。北海道の野菜(他の産地の混ざってるが)は旨い。北海道の旅が好きな理由の１つだ。(昨夜のタマネギは道外だけど美味かったな。)

さて、朝食を食べたら積丹岬を目指して出発。ちょと波が大きいので慎重に出艇。人里離れた浜でカヤックを壊したり怪我をすると、ちょと面倒です。せっかくの１日が台無しになっちゃうのだ。

無事に出艇。オーバーナイトツーリングでは安全第一ですね。

マッカ岬手前の小さな湾には漁港がある。残念ですが、自由に駐車する場所が無いので、一般カヤッカーは出艇できないそうだ。

これがマッカ岬だ。「先っぽ」好きなカヤッカーって多いですよね？岬を越えると新しい景色が見える。そんな瞬間が好きなのでしょう。時々、次のポイントまでの距離感に落胆することもありますが、、、(^-^;)

ところで、積丹岬という場所は無く、ここら辺一帯を指すそうだ。どんどん先に進みたいが、ここから先は神威岬までキャンプ適地が無くウネリも大きい。近くの湾内に上がって、様子見です。湾の入り口に立ってる三角の岩は「軍艦岩」。名前の由来は、、、なんでしょ？

この浜は人気の観光地なので、沢山人が居る。トイレが無いので上陸前にちょっと用を済まします。こんなこともあろうかと、トイレ用のワインパックを東京から持参したのだ。

風が弱まるまでここで待機します。少し曇ってきて肌寒い。8月とは言えここは北海道です。

すると西村さんがここで補給を受けると言う。山の裏側の駐車場まで、奥さんが車で持って来てくれるそうだ。散歩を兼ねて一緒に背後の山を100mくらい登ると、トンネルがある。

狭くて真っ暗だ。かつてニシン漁が盛んだった頃この浜には番屋があり、ニシンを担いだ荷夫がこのトンネルを通って運んだそうです。

トンネルを抜けると、広い駐車場と綺麗な公衆トイレがあります。水飲み場で水も補給できるのだ。

補給も受けたし、お腹も空いたのでランチだ～。野菜と鶏肉のマリネとバゲット。そして補給物資の中には冷たいビールもある。ありがたく頂きます。

ところで「オイスターリーフ」って知ってますか？北海道の浜には良く生えてる草ですが、なんと「牡蠣」の味がするという。高級食材で、びっくりするような値段で取引されるそうだ。

西村さんが摘んでくれた葉っぱを口に入れてみると、薄味ですが確かに牡蠣と分かる味が広がる。フライにしたら「かきりーフライ」になるかな？もしくはライムとオリーブオイルを掛けて「生牡蠣ふぅぅ～サラダ(Black Pizza風)」か？

ノンビリとした時間が流れていく。日が出て暖かくなってきた。

まだしばらく天候待ちなので散歩に出かける。再び山の遊歩道を登り、丘の上の積丹出岬灯台まで短いハイキング。

稜線に沿って遊歩道があり、数キロのハイキングをすることが出来る。でも今日はここまで。この海を漕いで来たから十分なのだ。

ここの浜は渚100選になる程キレイな場所。陸路でアクセスできるので、泳ぎに来る人も多い。ちょと冷たいけど、我々もスノーケリングすることにした。積丹の海に潜るのが、今回の旅の目的の１つなのだ。

ウネリで砂が舞い上がり透明度は普通だが、それでも楽しめる位キレイだ。おお！積丹ウニウニ。ちょと大きい。

積丹ヒトデも発見。能登半島で沢山見たのと同じ種類ですね。海底の生き物は居るけど、泳いでる魚はほとんど居ない。低温のためだろうか？それとも深いところにいるのかな？

一通り泳いだら、日向ぼっこしながら昼寝。寝てるうちに乾いちゃうのだ。

日光に暖められた丸石を体に当てると、ホカホカして気持ちいい。天然カイロです。

夕方近くになってやっと風が弱くなった。ココの浜は快適ですが、キャンプ禁止なので別の浜に移動してキャンプ。夕飯はこの辺りで良く食べられる白身魚(名前忘れちゃった)とトマトのブイヤベース。そして炊きたての白飯。んめんめ～です。

夕飯の後、ワインを飲みながら話しをしてるうちに暗くなった。浜に寝転び、星が光りだすのを待つ。今日はイカ釣り船が出ておらず、満天の星空を楽しむことができた。本当にホント～に沢山の星を見た。真っ暗な空に隙間無くビッシリと星が詰まっていました。

今日も良い一日だったな。。。
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