江東運河探検 [漕ぎ(Day paddling)]

2日間TOYOTAのお店に預けていた車を、昨夜引き取ってきた。 直ぐに修理できたから今週末もカヤックに行けます。今日も1人、湾岸道路を通って東京の東側に向かう。
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荒川沿いの公園から出艇。この辺りは幾つもボートクラブの艇庫があり、出艇する突堤もあります。カヤックの商業ツアーも多く、今日も数社が出艇準備をしてました。
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ここ江東地帯は地盤沈下で地面と水面の差が無くなってしまった。 そこで運河をせき止めて水を汲み出し、水位を下げてるのだ。そして、船が外と行き来できるよう、2箇所にパナマ運河と同じ「閘門(こうもん)」が造られている。さっそく荒川に抜ける閘門に向かう。閘門の遥か手前にある信号が赤だったので、その横のカメラの前で停止してると、「荒川に抜けますか~?」とスピーカーから声が聞こえた。「ハーイ」と返事をすると信号が緑に変わる。100mほど漕いで扉の前で再び待機。
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「ゴゥン。。ゴォゴォゴォゴー」という恐ろしげな音を立てて扉が上がった。直ぐ横の信号が緑に変わるのを待って中に入る。先には2枚目の扉が閉まっているのが見えた。正直、1人で巨大な施設の中に入ってくのは怖かった。まるで、巨大ゴミ処理施設に閉じ込められるような感じだ。
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中に入ると、案内放送と共に背後のゲートが再び閉まる。これから注水して水位を2m程度上げるのだ。ゲート内の壁には目盛りが貼ってあり、壁の色が変わっているラインまで水面が上がっていく。
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注水が始まると、荒川側から黒く濁った水が泡と共に流れ込んで来た。ヘドロみたいで、ちょっとウゲ~(^-^;)
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はい、満水。
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そして荒川側の扉が上がり始める。慌てず、信号が緑になるまでじっと待つのだ。
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いやいや、荒川は広い。河口には湾岸高速の橋が見えます。流れに乗って楽々下り、、、と思ってたら向かい風の方が強くて、手を止めると戻っちゃうくらいでした。
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真面目に漕いで河口に到着。湾岸の橋の下まで行こうかと思ってたけど、早く先に進みたいので今回はスキップ。
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運河エリアに入っていきます。途中には高潮から中を守るための開閉式のゲートがある。通過する船も多いので、周りを良く見て素早く通ります。
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夢の島ヨットハーバーの前を通過。ステキなクルーザーやヨットが並んでた。もし裕福な老後を過ごせるなら、ボートも良いな、、、などと妄想しながら漕ぐのが東京湾漕ぎの楽しみ方だ。
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ほらほら、木造クルーザの造船所もある。通った時も、なにやら作業の音が聞こえてました。今の会社を辞めて、こーゆー所で働くのも良いな、、、などと妄想。
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超高層マンションを眺めながら漕ぐ。こんな所に住んでみたいな、、、とは思いません。
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屋形船の係留所だ。その後ろ、陸地の上に帆船のマストが立ってる。そこは商船学校。たぶん、甲板作業の訓練用の設備だと思う。こーゆー風景を見られるのも、東京湾エリアならではです。
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運河を行きかう船も特別だ。”デザイナーズ・クルーザー”って感じのバブリーなボートが追い越していた。
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そして、欧米風の観光遊覧船も通る。次第にテーマパークの中を漕いでるような気分になってきた。
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新木場から隅田川に抜け、再び江東河川エリアに戻っります。常時開放してる水門をくぐって中に入る。
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なが~い直線運河は桜並木。来年の春は、お花見ツアーをアレンジしよっと。
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江東河川エリアの2つ目の閘門に到着。ここを通って、再び海抜ゼロmエリアに入ります。扉の横にある監視カメラの前で待つこと数分、、、、全くリアクションがありません。あれ?もしかして何かトラブルで今日は動いてないのかな?と疑い始めてスマホで調べてたら、「え~、扉を動かしまーす。」と放送があった。あ~良かった。ココを通れなかったら、10kmちょっとの距離を引き返すことになるのだ。
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電光掲示板の文字が「運転中」に変わり、扉が上がり始めた。
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後ろからやって来た遊覧船と共に水位調整を待ちます。
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ここの壁にも目盛りがあり、水位が下がるのが分かる。壁の色が変わってる位置が普通の海面の高さです。
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東京湾を漕いでると、様々な形の遊覧船と出会う。この船は平べったく、屋根付きなのだ。
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水を滴らせながら、扉が上がる。あいにく運河の水質は最悪なので、滴る中をカヤックで通過するのは覚悟が要りますね。
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閘門を抜け、そのまま進むと十字の橋が架かった分岐があります。クローバー橋と呼ばれる観光スポットの1つなのだ。
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先ほどの運河と少し雰囲気が変わり、水面に張り出す緑が多い。こーゆー風景の方がホットしますね。
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水路をたどって行った先には、スカイツリーが見えてきました。今年の冬、IGの友人の案内で来た場所です。
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真下まで行くとツリーの先端が写真に入りません。特に、カヤックも一緒に写すのが難しくなる。
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その後は再びクローバー橋まで戻り、しばし休憩。今日はエナジー補給食品を持ってきました。ちょっと苦手だったパワーバーを久しぶりに試してみる。うーん、やっぱり硬すぎて素早く食べられません。昔と何も変わってませんでした。
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出艇した川に戻ると、アチコチにボートクラブの艇庫や桟橋があります。活動は盛んだ。
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艇庫のフェンスには黒いPFDが干してあった。まるで沢山のコウモリがぶら下がってる様です。
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出艇場所を通り過ぎて先に進む。今日は探検が目的なので、主な水路を隅々まで見て廻るのだ。この周辺は自然保全区域になっており、岸から5m以内は航行禁止。もちろん上陸もNG。人工的に葦を育成しており、自然な川岸の姿に戻そうとしてるようです。
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どこかのショップのSUP体験クラスもいる。葉山に劣らず色々な遊びが盛んです。
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いやいや、ぐるっとまるっと面白かった。こんだけ漕いでも、まだお台場や羽田空港が残ってます。今度はそっちも行ってみよう。
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今日はこの後、スカイツリーの近くで用事があり、再度アプローチ。
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最近オープンしたカヤックショップ「パドルクエスト」です。前からExplorerが格好イイと思っていましたが、yoneには大きすぎるので購入対象になってませんでした。数日前にお店のBlogを見てたら、ローボリューム版”Explorer LV”の中古艇が売りに出てるではないか。さっそく見せていただきます。赤いハルと水色のデッキが結構カッコイイ。コックピットの横にはちゃんと”Explorer”と入ってます。コックピットのフィッティングも上々。価格もお買い得。30分くらい悩んでましたが、とりあえず今日は見送り。もう家にこれ以上カヤックを置く場所が無いのだ。Explorerを買うなら、カップファーベルを手放さなければ、、、
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その代り、レンダルのパドルを購入。旅行用に普通のブレードの2ピースパドルが欲しいと思っていたところでした。ちょっと嬉しい価格でゲットです。来た甲斐がありました。
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すっかり日が暮れてから都心を横切って家に帰る。相変わらず車が多いにゃ~。
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スカイツリー周辺の河川を漕ぐなら、東京都建設局のWebサイトで航行ルールをチェックすることを強くお勧めします。
江東内部河川における船舶の通航方法

スカイツリーに行った時に立ち寄りたい、都心唯一のパドルスポーツ専門店はこちらはこちら。
パドルクエスト


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