ハンドコンパス [技術(Technique)]

目的地が見えない横断では、デッキコンパスがあると針路取りが楽です。正直、有り無しの差は大きい。必須装備なのだ。

それでも、ハンドコンパスは必携です。航行中に対象物の方位を測るとき、デッキコンパスではちょと面倒。いちいち、船の先端を対象物に向けなければならない。その点、ハンドコンパスなら2アクションで完了です。

(1)コンパスの平板部分の矢印を対象物に向ける。
コンパスは体の正面で、水平になるように持ちます。
350-R9256066a.jpg

(2)回転ベゼルをまわして、回転板の赤い矢印と、赤い針(北方)を重ねます。
350-R9256066b.jpg

こんな感じで、ぐるっとベゼルをまわす。
350-R9256065a.jpg

これで完了。対象物の方を向いたベゼルの数値が方位です。下の写真の場合、「磁針方位56度」。英語で書くと「MGB56゜(MaGnetic Bearing)」です。
350-R9256068a.jpg

たった2アクションなので、数回練習すれば覚えちゃいます。覚えて損はありません。たとえ岸から数Km離れた場所でも、霧や雲にまかれる事がある。そんな時、視界を失う前に素早く手近な岸の方位を測っておくと、なにか良い事がありそうな気がします。

<使用上のご注意>
すぐに取り出せるとこにコンパスを携帯してる必要があります。PFDのポケットが良いでしょう。


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